バスケの審判あるある5つ
バスケの審判が語るこれ本当にあるある5つを紹介します。
結論は、以下の5つになります。
①、審判への悪口がキツい
②、めっちゃ疲れます
③、ちゃんと笛が吹けない
④、トラベリングが難しい
⑤、審判ワッペンランクを見られる
審判って、
ファールを上手く取れず、選手からの暴言や睨みつけなど、本当に大変なのです。
さんぺいはこれを経験した事があります。
それ以来、審判はやっていません。やっていないと言うかできません。本当に大変で難しいと思います。他にも、審判には大変な事がたくさんあります。
今回は審判の方から聞いたあるあるをご紹介します。
読み終わった時に、審判の目線、審判の気持ちになって頂き、感謝していただける嬉しいです。みんなでバスケを盛り上げて、そして楽しむことが最大の目的です😊 選手、指導者、ベンチ、応援者、審判が一丸となれる事を願っています。
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それでは、審判あるあるをご紹介します。
特典パートでは「命を救った審判の好判断」をご紹介します。
この記事の1番最後のページになります。
①、審判への悪口がキツい
おい!あれファウルだろう!ふざけんなよ!
バカ!
なんで吹かないだ!
時に、審判へヤジが飛びます。
バスケは他のスポーツに比べてコートがせまいので、観客の声が非常によく聞こえます。
その分、審判は精神的にも辛いのです。
審判へ叫ぶ理由もわかります。
ミニバスは他のスポーツより近くで見れるので、シュートの時に、手を「バチ!」っと叩かれて、 ノーホイッスルなんてこともあります。 |
選手もフラストレーション(ストレス)がたまり、調子が落ちてしまいます。
相手のファウルにならないで、ゲームの流れがどんどん変わることもあります。
それが見ていてわかるので、
指導者やベンチ、応援している保護者の方々(経験者)は、
「今のはファウルだ!」で叫ぶのです。
今のファウルじゃないだろ〜、いや、ファウルだろ〜
って相手チームの保護者同士でも喧嘩しているのも見た事があります。
あきらかではないケースはたくさんあり、難しいのです。
一瞬のプレーなので、ビデオ判定ではないので本当にわかりにくいのです。
審判の方は、真剣です。
間違いたいとは思っていません。どちらかのチームに、ひいきもしません。
もし、あなたがいきなり審判をやってもコートに立っても同じことが起きます。
人間なので完璧ってことはないと思います。
ファウルの判断は、十人十色と思ってあげてください。
そして、その時は審判の判断は絶対と信じましょう。そこにイライラしてひきづっても良くありませんから。。。
②. めっちゃ疲れます
審判は、猛暑なのに長ズボン!ピチピチの審判着
トップリーグでもそうですが、バスケ審判の服装はスラックスです。
しかもなぜかみんなピチピチです。やたらにピチピチが目立ちます。
サイズにゆとりが無いように思えます。体型や決まりなのかは、そこまではわかりませんが、
ピチピチ感があります。なんどもピチピチ言ってすみません。
実はずっと気になっていました。
その服装で、約5㎞、20000歩近く走るから驚きです。
スーツでマラソン大会に出場みたいな感覚だと思います。自分ペースとは違うので、マラソンよりもきついです。
2020年7月最近は、夏季限定ですが「セカンドユニフォーム上下」の着用を可となりました。
【即納】2020年 TeamFive チームファイブ レフリー セカンドユニフォーム・パンツ ユニセックス (ARPH-01) バスケ 審判 レフリーパンツ
これは見ていて涼しい感じ。審判の方には朗報だと思います。これで少しゆったりして走りやすそうです。これでまたピチピチ感があったら、ドキドキ、ちょっと危ないですね。
≪JBA公益財団法人日本バスケットボール協会HP引用≫
当協会(JBA)では、審判活動における夏場の暑さ対策、またより安価な審判ウェアによって初級ライセンス審判員(特にU18審判員)に対し、活動をしやすい環境を提供すること、そして都道府県における3×3大会時の審判ウェアの採用を目的に、セカンドユニフォームの導入を進めてまいりました。 このたび、JBA理事会での承認を経て、 なお、競技会における運用については「2020バスケットボール競技規則 (Official Basketball Rules2018)」第8章45条45-6(65ページ参照)に記載する通りといたします。
「2020バスケットボール競技規則(Official Basketball Rules 2018)」第8章45条45-6
45-6 審判のユニフォームは審判用のシャツ、黒色の長ズボン黒色のソックスおよび黒色のシューズとする。
【補足】国内大会においては、
①原則夏季のゲームに限り、JBA公認の「セカンドユニフォーム上下」の着用を可とする。
②原則都道府県大会ベスト16以上の公式大会については、従来のJBA公認ユニフォームを着用する。
③「セカンドユニフォーム」着用の場合は上下ともセカンドユニフォームとし、審判クルーで同じユニフォームを着用する。
④「セカンドユニフォーム」着用の際のソックスは黒色とする。
ただし、上記①~④について大会主催者の考えにより変更することができる。※セカンドユニフォームに関する運用は、大会等により取り扱いが異なる場合があります。着用に際しては、事前に大会主催者にその取り扱いについてご確認ください。
ときには、全力で走る
とにかく、審判の方は、選手よりも早く走る気持ちで全力で走っています。しっかり近くで見て判断する為です。
審判がダラダラしているのを見た事はありません。普段はダル〜ってしている指導者も、
公式戦で審判をやると全力モード全開です。表情も真剣で違います。選手も驚いて見ています。
「あのコーチが走ってる」って、しかもガチだ、子ども達が驚いたりします。
なぜ真剣なのかは、理由は、ダラダラしていると、正しい判断ができないからです。
ゲームの流れも悪くなります。それだけ責任が重いのです。
ミニバスは、6分×4Qの試合構成です。
攻守の切り替わりが早い、スティールが多いので、休む暇がありません。
審判は、選手と同じようにずっと走っています。交代もタイムもありません。
試合にもよりますが、多い時には、3試合15㎞って事もあるそうです。
体力が無いともたないのです。審判の方に感謝です。
③. ちゃんと笛が吹けない
走りながら、笛を吹きます。
笛はバスケ用のホイッスルを使ってます。
この笛は普通に吹いても音がなりません。
値段も高いです。驚きます。気になる方はこちらを↓
舌の位置を固定しながら、(舌で吹き込み口を塞いで)チカラ強く勢いよく吹き、音を鳴らします。
これは素人にはなかなか難しいのです。呼吸が上がるとなおさら難しいのです。
さんぺいがやると、「ピニュ〜」って間抜けな音になってしまいました。
また迷った笛は、タイミングが遅く、音にもチカラがありません。
時にはこんなミスもあります。Twitterからです。
バスカンからフリースローですが・・・
おはようございます😃
前回の動画のフルバージョン
バスカンから”時間がとまる”
みんな固まる!!
ミニバス おもしろです。😊#ミニバス #前向き笑顔感謝#失敗 #フリーズ pic.twitter.com/Qpp8SDmBtm
— さんぺい🏀ミニバス親歴15年(自称親プロ) (@mihitatake) June 21, 2020
④. トラベリングが難しい
判断するのが難しいのは「トラベリング」です。
ほとんどのトラベリングは、
ボールをキャッチしてから、最初のドリブルを
突く時に発生します。
歩いたって感じです!
なのでドリブルを突く瞬間に、注目しています。
注意して見て、違和感を感じるようであればトラベリングをしている可能性が高いので、笛を吹きます。
しかし、最近はゼロステップ!!
ゼロステップという言葉を聞いたことがありますか?
ゼロステップとは、
1歩目をゼロ歩目、2歩目を1歩目、
3歩目を、2歩目とカウントすることです。
結論
3歩までいけるステップなのです。
わかりやすく説明すると、動きの中では、3歩でも可能になったのです。
動画はこちらを参考に
■YouTubeエアボーズ【バスケットボール】Airbowz Basketball Channelより
トラベリングの次に難しいのは、オーバータイムです。
オーバータイムとは、3秒、5秒、8秒、24秒とケースや場所で決まっています。
中でも”3秒オーバータイム”が難しいです。
台形の中に、オフェンスは3秒以上は入ってはいけないルールです。
試合中はボールを持っている選手に注目して、ゴール近くの台形の中に3秒以上入っている選手を
判断しなければなりません。
でも実際は3秒以上入っている選手が多いのです。
ビデオで調べた結果、3秒ではなく、5秒以上入っていたら笛がなります。
※審判によっては違いがあります。
ぴったり3秒ではなく、多めにみた中で、笛を吹くくらいにしていると思われます。また台形の中に入っていても、まったくプレーに関与していない選手は見逃しているケースが多いです。
⑤. 審判ワッペンランクを見られる
審判の顔より、先ずはワッペンを見てランクを確認します。
審判にはランクがあります。
Bリーグが創設されてから
E級、D級、C 級、B級、A級、S級と
全国で統一されたランクになりました。
現在は、練習試合などをのぞいて
カップ戦や公式戦ではワッペンの付けることになっています。
ベンチ、コーチ、選手、保護者は、試合が始まる前に審判ランクを見てレベルを判断することが多いのです。
審判は顔より、ランクを見られます。
ランクでB級というだけで、まわりの見る目が変わります。
B級審判員といえば、すげー!と一目置かれます。
水戸黄門の印籠みたいな存在です。
「B」とあるだけで、正当なジャッジをしてもらえると、選手もコーチも安心するそうです。
さんぺいの意見は、ランクは表向きに見せる必要はないと思います。判断に迷った場合や、トラブルが起きた時に、審判同士で話し合う際などに「ランク」が高い人の意見を優先的に聞く程度よいのかと思います。
ワッペンを見るのではなく、顔を見て感謝を!
ランクを見て、人を決めつけるのではなく(この人は審判レベル低いなど・・・)、審判をして頂けることに敬意する気持ち、そして感謝することを、これから子ども達には教えてあげるべきだと思います。
まとめ
トップリーグのプロでも間違える事があるので、ミニバスではミスなくジャッジするのは不可能です。
選手は一生懸命です。一生懸命なのは、選手、ベンチ、指導者、保護者だけではありません。
審判の方も、全力で一生懸命なのです。
審判の方には、ワッペンのランクを見るのではなく、しっかり顔を見ることです。そして敬意する気持ちと感謝を持っていきましょう。
最後にこちらの動画を見てください。トップリーグ審判員の一日です。
■公式Youtube JBAより
コロナ感染予防のために、現在は、握手や、挨拶や、会話を控えなくてはなりません。
しかし、感謝する心を持つことはいつでも常にできます。
笑顔で会釈、”心の中でありがとう”を伝える事もできます。
この記事で、審判の方の気持ちに触れて、
感謝の心を持つ選手や、ベンチ、保護者が増えれば嬉しいです。
最後まで読んで頂き、ありがとうございました。
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この記事がランキングで上がれば、更に多くの方に見て頂き、審判を知って頂けます。さんぺいのモチベーションアップにもつながります。
よろしくお願いします。
最後に裏話ですが、審判制度には課題が多くあり、更新を忘れて降格、更新料が高いなどもあるそうです。
また謝礼相場は野球やサッカーは3000円ですが、バスケ審判の1000円程度と他のスポーツよりも安いそうです。本当にいろいろ大変なのがわかります。審判に感謝して応援します。
【4500円】自宅でできる!新型コロナ抗体判定キットをお届け。
特典パート
ギガしぇ〜んさんは、過去に審判を行ったときに素晴らしい好判断をしましたのでご紹介します。Twitterからです。
もしと誰も気づかなかったらと思うと…こわいですね😨
— Kotaro(タロンタ) (@ko_taronta) May 4, 2020
コート外にもしっかり目を向けていて、視野の広さは凄いです。
選手をしっかり守った、神審判ですね。最優秀賞審判受賞だと思います。
またこの審判のもとで試合できた選手は幸せですね。
ありがとうございました。
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