なんで、
ミニバス、中学バスケは
「ゾーンディフェンス」が禁止なの?
実は99%が知りません。
表向きは、
個人スキルの向上です。
ゾーンディフェンスは
スキル向上にならない。
本当にそうなんですかね?
今回は、
今までは隠されてきた
99%が知らない
「ゾーンディフェンス」禁止の
理由をお伝えします。
裏話。削除覚悟で
コッソリ言うと、
それは国際制裁です
現在、起きている
「ゾーンディフェンス」
禁止による、問題とは・・・
自己紹介。ミニバス研究室のさんぺいです。ミニバス5000人分析してわかった事を、親目線でお伝えします。「さんぺいブログを見る」と、子どもの自信が300%up。必ずバスケが上達します。試合は90%メンタル、あなたの子どもが、活躍できるようになります。もちろん、親も成長できます。毎日配信、Twitterもよろしくお願いします。Twitterはこちら
■「ゾーンディフェンス」が禁止
中学生以下(U15)と
小学生以下(U12)は
ゾーンディフェンス禁止になっています。
久しぶりに
ミニバスの試合を観た方や、
この話を聞いた方は「え!」って
ビックリすると思います。
2016年から禁止になりました。
今から、
8年前からミニバスと
中学生の試合は、
ゾーンディフェンスが
禁止となりました。
もちろん、
ゾーンプレスもNGです。
では、
なぜゾーンが
禁止になってしまったのかを、
表向きな理由と
ぶっちゃけ裏の理由を
説明していきます。
■「ゾーンDF」が禁止(表向き)
【表】個人スキルの向上のため
ゾーンを禁止して
マンツーマンディフェンスを
推進する理由は3つです。
- 発育・発達段階に応じた適切な指導で選手をより高いレベルへ導く
- 子どもたちがよりバスケットボールを楽しんで打ち込める環境を作る
- 日本全体のバスケの競技力を向上させる
バスケでは、
昔から身長が高いチームが
有利だとされています。
身長が高い人が多い=強い
ミニバスでも
160cmくらいの子が
3人集まれば
2-3(ツースリー)
3-2(スリーツー)
といった
ゾーンディフェンスを
行なえば、勝てます。
ゴール下の、
ディフェンスを強化して、
外からのシュートを
打たせて取る作戦で、
勝ち続ける
チームが多かったのです。
これだと、オフェンスも
ディフェンスも
個人のスキルが
向上しないということです。
ミニバスでは、
3ポイントもありません。
遠くから、決めても
メリットがないのです。
点数は2点です。
だったら、
シュート確率が高い
近くからのシュートを
多く打ったら
勝てるのです。
確率上、そうなります。
ミニバスは、
こども達の
スキルによりますが
シュート方法が
限られています。
- レイアップシュート
- ジャンプショット
背の高い相手に有効な
フローター
(浮かせたシュート)や
ミドルシュートの精度は、
高校生などとくらべると
ミニバスは確率が落ちるため、
背の高いチームに
ゾーンをされてしまうと
得点が入らない
傾向にありました。
0点ってことにも。
ディフェンス側も、
ゾーンディフェンス
ばかりしていると、
将来的にマンツーマンで
1対1をされた時に、
足がついて行かず、
ディフェンスの
できない選手になってしまう
リスクがあったのです。
ミニバスの時に
身長が高い子が、
中学高校とそのまま身長が
伸びていくとは限りません。
小学校で背が高くても
中学では背が伸びない、
結果、
平均身長って子もいます。
ゾーンが通用するのは
小学生の間だけ。
こういったことも、
理由としてあげられます。
ミニバス、中学生では
「プレイヤーズファースト」
を尊重し、目先の勝利に、
捉われない長期的視点に
立った指導の推進となったのです。
■「ゾーンDF」が禁止(裏話)
裏話。削除覚悟でコッソリと・・・
信じるか、信じないかは、
あなた次第です。
ぶっちゃけ事情は、
国際制裁です。
日本はFIBA
(国際バスケットボール連盟)より
制裁を受けていました。
制裁の内容は、
日本代表の国際試合への
出場禁止処分です。
日本バスケットボール界が
国際活動禁止処分
コレは
かなり重い処分です。
通告文書には国際活動の禁止を
はじめ問題解決のために
FIBAが第三者委員会
(タスクフォース)を設立し、
ここに協会の全権を
委譲することなどが
盛り込まれていました。
国際試合出場停止という処分は
とくに女子日本代表は
昨年のアジア選手権で優勝しており、
来年8月に予定されている
2016年リオ五輪の
アジア予選通過が有望だったが、
最悪の場合、
その出場さえできなくなるのです。
国際活動の禁止の理由は2つです。
- 日本はゾーンデイフェンスが主流
- トップリーグは2つ存在した
日本のミニバス(U12)中学生(U15)
マンツーマンをせずに
ゾーンが主体とされていたことです。
トップリーグが
「実業団とプロリーグ」の
二つに分かれていたことです。
実業団チーム(NBL)であった
- トヨタ
- 東芝
- アイシン など
所属していたNBL。
プロリーグ(bjリーグ)
として活動していた
- 新潟アルビレックスBB
- 大阪エヴェッサ
- ライジング福岡
などがありました
これを、統一しなさい
といった内容でした。
そこで日本は、
2016年に「Bリーグ」をつくり、
NBLとbjリーグを統一させました。
バスケをしている人や、
関わりのある人であれば、
Bリーグのことはご存知でしょう。
Bリーグをつくることで、
2つあったトップリーグを統一し、
中学生以下の
マンツーマン禁止をしたことで、
日本バスケ界は国際制裁が終わり、
ワールドカップや
オリンピックなどの試合に
出場できるようになりました。
これが、ゾーンが禁止に
なった背景と理由です。
では、
ゾーンが禁止になったことで
新しく誕生したのが、
コミッショナーという存在です。
コミッショナーは、
審判でもオフィシャルでもなく
「マンツーマンをしているか、
ゾーンをしていないか」
を取りまとめる役割です。
ゾーンが禁止になり
コミッショナー制度。
旗を持ってる人です。
見たことある人もいるでしょう
■マンツーマンディフェンスの効果
1対1でバスケットボールを楽しむ
個人のスキルアップを図る。
状況判断力、理解力を高める。
強力な1対1の突破力、
得点力のある選手が育つ。
ディフェンスで
相手を止められる選手が育つ。
高い運動能力を持ち、
オールラウンドに
活躍できる選手が育つ。
マンツーマンディフェンスの
強化により、
将来的なゾーンディフェンスの
活用を含めた総合的な
ディフェンス力の強化が実現する。
以上のことから、
世界で活躍できる選手が増える。
強い日本代表チームができる。
となっております。
■「ゾーンディフェンス」が禁止まとめ
世界の強豪国では
16歳以下の
ゾーンディフェンスを禁止していて
国際バスケットボール連盟(FIBA)も
ミニバスでは禁止しています。
現在、日本では、
12歳以下(U-12)のチーム
90%以上が
マンツーマンを導入しています。
中学校の約70%が
マンツーマンを中心に
試合を組み立てている。
15歳までは、
コーディネーショントレーニングや
基礎的なスキルを
学ぶべき年代であるので、
マンツーマンという
システムを主に指導しています。
実は
高校生になってから
ゾーンオフェンス、
ゾーンディフェンス
を覚えていくのです。
両面において、
1対1の対応力が
不足しているのが、
日本の課題なのです。
とはいえ、マンツ―も
ゾーンも良いところが
あり、バスケの面白さでも
あると思います。
昔と、今では
戦略も変わってきています。
バスケって背が高ければ
強いとも限らなくなって
きているので、
正解はないと思います。
時代とともに進化、変化する
バスケって
やっぱり魅力ですよね
奥が深いです。
最後まで、見ていただき、
ありがとうございました。
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